吉野敏明先生のYouTubeでは,「4毒」(小麦、植物油、砂糖、乳製品)を避けることができた方は,次は「5悪」を避けよう,と言われていますが,5悪とは、以下の5つの食品や物質を指します。
- 食品添加物
- 遺伝子組み換え食品
- 農薬
- 化学肥料
- 除草剤
これらの「5悪」は,「4毒」と並んで,健康に悪影響を与える可能性があるとされています。吉野先生によると,まずは4毒を避けることが重要で、その後は5悪を避けることに取り組むべき,5悪を避けても4毒を摂取していては意味がないと言われています。また,4毒を避けていれば,自然と5悪は避けられるようになる,とも言われています。これは実感としてそうなりますね。ただし,買い物をする上では,やはり,加工品も購入してしまうので,買い物する以上は,気を付ける必要があります。
食品添加物の問題点
われわれにとって,5悪の中で一番の問題は,やはり食品添加物です。ただし,日本国内で使用されている食品添加物は1500種類以上に及び,どれがどうなのか覚えるのは大変で,それだけも多くの本が出ている状況です。今後,このブログでもまとめていこうかと思いますが,まだまだ勉強中です。
食品添加物で,いつも吉野先生が言われている注意すべき点は,「キャリーオーバー」という概念です。商品に記載されている添加物の表示にトリックが存在し,特定の添加物同士を混ぜ合わせると新たな成分とみなされて表示義務の適用外となるというもの。現在,多くの食品メーカーがキャリーオーバーのルールを利用して大量の添加物が混入した食品を「無添加食品」として販売しているとのこと。注意が必要だけど,どう注意すべきなのか,わからないというのが現状。だから吉野先生は,なるべく原材料を買って調理する。極力,加工品は購入しないこと,と言われています。
食品添加物の個々の問題は,別で記事にしていきたいと思いますが,表示に関しては、以下のような問題点が指摘されています。
- 一括名表示の問題
- 具体的な添加物名が消費者に示されず,「調味料(アミノ酸等)」のような表記で済まされる。
- 日本には14種類もの一括名表示があり,国際的にみても多い。
- アレルギー物質を知らずに摂取してしまう恐れがある。
- 表示の例外規定
- キャリーオーバーや加工助剤として使用された添加物は、条件を満たせば表示を省略できる。
- 最終製品に残っていなければ表示不要という規定により、使用された添加物が見えなくなる。
- 「無添加」「不使用」表示の問題
- 消費者の「優良誤認」を招く可能性がある。
- 一般的に添加物が使用されない食品にも「無添加」と表示されることがある。
- 他の添加物や代替原材料を使用しているにもかかわらず,特定の添加物の「不使用」を強調する。
- 消費者の誤解を招く表示
- 「合成」「人工」「化学」を冠した用語の使用。
- 対象が明確でない「無添加」表示。
- 商品名よりも大きく「無添加」と表示するケース。
- 表示制度の複雑さ
- 用途名併記,一括名表示,表示免除など,複数の表示方法が存在し、消費者にとって分かりにくい。
これらの問題点により,われわれ消費者が食品添加物の使用実態を正確に把握することが困難になっているのが実情です。
遺伝子組み換え食品
これについては,わかっていないことが多い模様。ネットで検索しても,健康に悪影響とか,アレルギー疾患を引き起こす可能性がある,だの一般的なことしか出てこない。ただし,「遺伝子組み換え食品による不妊」というキーワードで検索すると,デマという記事もあるが,警告する記事も出てくる。吉野先生の本によれば,PubMedというアメリカ国立生物工学情報センターが展開する論文検索エンジンでは,「遺伝子組み換え・不妊」で検索すると,とてつもない数の事例がヒットする,論文に目を通すと,遺伝子組み換え食品と不妊に関係がある記述が散見されるとのこと。実際,調べてみると1,450件がヒットし,それらしき記述も見られた。情報があまり無いので,本で勉強するかしか無い。もう少し勉強が必要。
どう生活すれば良いのか?
まずは4毒を避けること。その次に5悪を避ける。と言っても,4毒を避けると,5悪も減ってくるので,気をつけなくてはいけない食品添加物の対象は減ってきますので,必要な食品添加物の問題を理解し,避けるよう意識することが大事だと思います。意識すると,知らないものは勉強するようになるからです。自分はスクラロース,アスパルテーム等の人口甘味料は絶対さけますね。というか4毒のひとつなので,これだけは先に勉強しました。あとは吉野先生のレンダリングの話を聞くと,「たんぱく加水分解物」はもう許容できなくなるので,絶対避ける。あとはハムやソーセージなどに入っている保存料の亜硝酸Naは胃で発がん性物資を発生されるからやばい,というように意識して勉強するようにしています。買い物は,生活に密着しているので,毎回勉強になります。あと,出張や旅行に行って気が付いたのは,ご当地品のメーカーが作る調味料や,食品は添加物が入っていないものが多いということ。だから,なるべく,県産品とか売っている場合は,見てみるようにしています。もはや,スーパーなどでは,原材料をじっくり確認することが習慣となりました。周りから見たら変な人に見えるでしょう。でもそうやっているうちに,このスーパーは,ビーガン向け製品が多いとか,小麦アレルギーを意識しているなとか,わかってきます。原材料の確認には時間がかかりますが,もともと,4毒抜きで,買い物が限定され,少なくなっているので,原材料を確認して購入してもさほど,時間はかかりませんし,ある意味楽しいです。知らないスーパーに行ってみようという気にもなります。また,添加物が入っていないものを見つけると,ハッピーになりますし,開拓した!という意識も生まれますw こんなふうに4毒フリー生活を楽しんでいます。
吉野先生のYouTubeから
最後に,5悪関係の警告動画を掲載しておきます。
コメント